生活することを考える
- Asuka Takayama
- 3月29日
- 読了時間: 2分

今の世界情勢や日本の政治、毎日耳に入ってくるニュースが良いものではなく、いろいろ考えることも多く過ごしています。
そして考えた末、突然なんですが、
今回の展示にあたり、参加してくださるアーティストの皆さんに、ひとつでもいいので「戦争反対」や「平和」への想いを込めた作品を作っていただけたら、とお願いしました。
もちろん強制ではなく、共感していただける方に、という形で。
それでも、みなさま快く受け取ってくださったことが、とてもありがたく、心に残っています。
遠い場所の出来事のようでいて、決して無関係ではない現実。
国のトップでありながら、ひとりの人間であるはずなのに、権力を自分のものだと勘違いし、他者の命を軽んじてしまうような出来事が、いまも起きていること。
エネルギーや食料、そして私たちの生活や表現の自由にさえ影響が及びかねないこの状況を、ただ受け入れるのではなく、小さくても「NO」と伝えていきたいと思っています。
お店という場所から、アーティストの力を借りて、その想いを少しずつでも発信していけたらと。
各アーティストさんの作品を、そのような視点からも、ご覧になっていただければと、心から願います。
そして余談ですが、私にしては珍しく、というか初めて、NHKの朝の連続ドラマを最初から最後まで観ました。
「ばけばけ」。
月曜日から金曜日までの15分間、唯一の楽しみであり、心がふっと反応する時間でした。
勧善懲悪のような分かりやすい物語でもなく、目の前の壁を乗り越えることだけを美とするわけでもない。生まれた国も時代も違う二人が出会い、周りの人たちと関わりながら生きていく。そんな誰かの一生を、静かに眺めさせてもらったような、とても良いドラマでした。
演出も演技も素晴らしくて、終わってしまった今、仕事に行く前のあの時間がなくなってしまったことに、少しだけ気持ちが落ちています。
今の現実は不安なことも多くて、戦うとか、人を騙すとか、裏切るとか、そういった強いドラマ性のあるものを、あまり求めていない自分がいます。現実の方が、すでに十分に揺さぶってくるからかもしれません。
だからこそ、自分の生活は、地に足をつけて、体も心も健やかに、静かに整えていきたい。
ここに来てくださる方にとっても、この場所が少しでも安心できる場所であり続けられるように。
そんな日々を、これからも続けていけたらと思います。


